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第4章 研修

 

1 研修の基本原則
(1)研修の目的
公務員の研修は以下の目的で行われている。
?@進歩的な公務員の育成
?A行政の内外における、科学、専門技術の進歩に対応できる、有能で能率的な行政官及び専門職の育成
?B公務の能率とコスト効率を高めること
?C全ての公務員に対し、平等に能力開発の機会を与えること

 

(2)基本戦略
上記の目的を実現するために、以下の4つの基本戦略に基き、個々の研修は企画・実施されている。
?@短期・中期研修により、幅広く高度な知識・技能と、最新の管理技法を習得させること
?A長期の博士・博士コースにより、知識と専門性を高めること
?Bトップ管理者に対する短期研修により、組織管理の手法を高めること
?C各省庁の個別独自の研修需要に応じるため、研修機能を各省庁に分散させること

 

2 公務員庁研修部と研修機関
(1)公務員庁研修部
公務員庁研修部は、公務員の研修についての基本政策の立案を担当している他、先進国からの援助による研修生の海外派遣(ルックイーストポリシーによる日本、韓国への研修生の派遣等)、政府が負担する奨学金による学位取得を目的とした派遣研修についての事務等を行っている。博士課程、修士課程への派遣研修の実績は表5の通りである。

 

 

 

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